お年賀の基本的なマナー

お正月にお呼ばれなどでよそのお宅を訪問する際にもっていくのが「お年賀」という名称の手土産です。
元々はお正月に神棚へ供えるためのお供え物を持参する習慣化から出来た風習ですが、いまでは家主への手土産という意味になっています。

お年賀を渡す時期は正月三が日です。
それ以降になると普通の手土産となってしまうので、お正月の挨拶をしたいという場合は三が日の内に訪れるのが良いでしょう。
訪問先に直接持参してお渡しします。
お歳暮やお中元のようで配送で済ませてしまうのはマナー違反なので注意が必要です。

お年賀の内容ですがこれは特に決まっていません。
もちろん何でもいいという訳ではありませんが、一般的にはお菓子などの詰め合わせが多いと思います。
先方の家族構成も考えて喜んでもらえそうな物を贈りましょう。

お年賀の相場は相手との関係性によって変化します。
親や友人であれば三千円ほど、仕事の付き合いがある方なら五千円ほどの商品が最も多いようです。
あまり高価すぎても相手に気を使わせてしまいますし、安すぎても気持ちが伝わらないので最低でも三千円前後の贈り物が無難だと思います。

基本的に直接訪問してお渡しするので、その年によって贈る相手は変わってくると思います。
お正月は親戚同士で集まる事も多いのでその関係で贈りあうパターンが多いのではないでしょうか。
特にお世話になっている人はこちらから出向いて行って挨拶するのが礼儀なので、お呼ばれしていなくてもお年賀と新年のご挨拶をしに伺うのが良いでしょう。

お年賀のお返しですが親しい間柄ならお返しをしない事も多いようですが、やはりちゃんと贈られた物なのでそれに対するお返しをするのは礼儀です。
誰に何を貰ったかはきちんと控えておくようにしましょう。

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